リトミックは、スイスの音楽教育家で作曲家でもあった
エミール・ジャック・ダルクローズが作った音楽教育法です。
欧米ではダルクローズメソッドともいわれています。
ダルクローズは、1865.年にウィーンに生れました。
6歳の頃から音楽をはじめ、ヨハン・シュトラウスのコンサートに行って、
シュトラウスの後ろで指揮の真似をしたりしていたそうです。
私がリトミックを教わったヒルダ・シュースター先生はダルクローズの
直弟子だったので、このおちゃめなダルクローズの話をよくしていました。
1871年、ダルクローズはスイスジュネーブに移り住みました。
音中、音高を主席で卒業したそうですよ。優秀な音楽青年だったことでしょう。
パリでさらに音楽の研鑽を深め指揮者などを経験しました。
その後ジュネーブ音楽学校の最上級の教授に任命されたそうです。
学生たちに、もっと音を感じ自由に表現できる能力をみにつけてほしいと考てた時
「あんなにスムーズに歩かるじゃじゃないか?」と
音楽に合わせて歩くこと、表現することを思いついたそうです。
ダルクローズは楽器の音を聞き、それを感じ、理解し、
その上で楽器上で表現してみる
音楽を体で表現する、作り出す 奥の深い教育法です。