おはようございます(^O^)
人気の音楽教室の作り方、リトミック講師の井上幸子です
私がニューヨークで教わったダルクローズのリトミックは、即興演奏で行います
決して複雑にする必用はなく、子供にわかりやすく聴きやすいことが大切です。
レッスンは、まず心臓の鼓動(ハート ビート)に合わせた位の動きではじめるのが
ナチュラルです。
音楽にも、必ずビートがあります。
人間のビートは、心臓の鼓動です。
揺れたり、歩いたりしてはじめるのですが、もし子供たちが落ち着かなかったらどうしましょう〜!
そんなとき、私はちょっと走らせたりします。
少し走ると落ち着いて、歩き出します。
(走れ〜とか、あまり言いません、ピアノが伝えます!)
声で指示ばかりしていると、ピアノを聴かなくなってしまうこともありますから
注意が必要ですよ(^O^)
たとえば、今日はダイナミクスをテーマの1つにしたとします。
小さい頃は、大きな恐竜をイメージしたり、どんどん膨らんでいくお餅だったり、
いろいろなイメージで出来ると思いますが、
子供があんまり、のらないと思ったら、もっともっと音を大きく厚くしたり
即興演奏ならその場でいくらでも変化を付けることができます。
でも、決められた楽譜や音源では難しいことがあるかもしれません。
即時反応=動く、止まる のように考えがちですが、
それだけではありません。
リトミックのほとんどが即時反応なのです。
常に子供の様子を見て、ダイナミクスを変え、テンポを変え、早さを変え
いつも集中して音楽を聴くように習慣づけさせる事が大切です。
そしていくつかのことを、常に一緒に織り交ぜて行くことが大切です。
リズムを教える中にも、ダイナミクスがあり、
拍子やフレーズを教える中にも音の高低があります。
そして、こどもを集中させ、伸び伸び感じさせるためにいつも子供の様子を
見ながら、ピアノを弾く必要があります。
リトミックは単にリズムを正確に刻めるようになるというような
単純なものではありません。
音楽を上手に、気持ちよくからだに取り込むことで、音楽を自由に感じられる
筋肉(ダルクローズは筋肉を5感につぐ6感と言っています)を作り
音楽を自由に表現する能力と、豊かな心を育てます。
リトミックは、乳幼児だけのものではありません。
やっと色々教えられるという頃に終わってしまうリトミックは本当にもったいない
と思うのです。
ダルクローズリトミックには色々な課題があります。
以前記事に書きました。
複合拍子や、メトリックトランスフォーメーション、とても難しい課題ですが
小学生位ですと、とても楽しんで取り組めます。
みんながみんな、そんなに大きくなるまで続けるかと言ったら難しいと思うのです。
でも、もしつづけたい子達がいたならば続けられる、そんなリトミックをして行きたいですね。
と言っても、私もまだまだ勉強中・・・そしてピアノが本当に苦手で
なかなか思ったように弾けず・・・落ち込んでしまう毎日なのですが〜・・
せめて幼稚園4〜5歳くらいまで続けてくれるリトミック教室ができれば
そのまま器楽に上がるので、音楽教室として、生徒募集にさほど気を使わなくても
良くなりますね(^O^)